冬至に買った鬼柚子(獅子柚子)
昨年の冬至にスーパーで柚子を探していたら目にとまった鬼柚子。普通の柚子の大きさの4~5個分、そうカボチャくらいの大きさで、珍しいので普通の柚子と一緒に買っていた。このままゆず湯に使ってしまうのも、なんだかもったいなくて、オブジェのように部屋にずっと飾っていた。大掃除やらなんやらで慌ただしい年末年始を過ごしている間に新しい年を迎え、さすがに皮の一部に柔らかい部分が出てきた。「さあ、どうしようか?」と鬼柚子に話しかける。柚子との話し合いの結果?「そうだ、ジャムにしよう!」ということになった。
そうだ、柚子ジャムを作ろう!
【材料】
- 鬼柚子 1個
- 甜菜(てんさい)糖 (柚子の皮の重さの70%の重さの分量が目安)*白砂糖はあまり使いたくないので、甘みがほしい時は甜菜糖を使っています。
- 水
- 熱湯消毒した蓋付きの瓶
【作り方】
①柚子はよく水洗いし、8等分に切り分けます。今回の鬼柚子を切ってみたら、すごくワタが厚い、種はなぜか全くありませんでした。
②皮から房を全部取り、袋を取って果肉だけを使います。
③皮の白いワタの部分が半分くらい残るくらいに削ります。
④皮を千切りにして重さを量ります(この皮の重さの70%分の甜菜糖を用意します)。重さを計り終わったら鍋に入れ、水をたっぷり入れて火をつけ、沸騰させて茹でこぼします。これを2回やり、ザルで水切りをします。茹でるのは皮やワタの苦味を取るためですから、苦味が苦手な方は綿を完全に取るか、茹でる回数を増やすといいかもしれません。
⑤鍋に先ほど湯がいた柚子の皮と果肉と甜菜糖を半分、水200ml入れて中火にかけます。沸騰したら弱火にして残りの甜菜糖を加えて、焦げ付かないように木べらで混ぜながら煮詰めます。
⑥20分ほど煮詰めて、とろみが出てきたら火を止めて出来上がりです。熱湯で煮沸消毒した蓋付きの瓶を用意して、出来上がった柚子ジャムを瓶の口ギリギリまで入れて蓋を閉めます。
瓶詰め2本分の鬼柚子ジャムが完成しました!
今回は、鬼柚子1個で2瓶分の柚子ジャムを作ることができました。ちょっぴり苦味があって「大人の味」に仕上がりました。このまま食べても美味しい!瓶詰めしたジャムは冷蔵庫で2ヶ月くらい保存できるようですが、美味しいので、すぐに無くなりそうです。