「立春大吉」 ~統合のおまじない~

プレシオスの鎖を解く

新しい年のはじまり

2023年2月4日。 今年も「立春」を迎えました。

月の満ち欠けでひと月を決める旧暦では「立春」の日が一年の始まりとされました。

冬の間に蓄えた力が寸分の狂いもなく整うという大切な日です。

「立春大吉」

左右対称で表から見ても裏から見ても同じに読める。

裏も表もないという統合のおまじない。

2月4日の朝に、この「立春大吉」と書いて、

玄関または床の間に貼ると、立春のエネルギーを受け取ることができるといいます。

土用が明けて・・・「立春」

「土用」

「土用の丑の日」で知られるこの「土用」ですが、実は、立春、立夏、立秋、立冬の前18日間のことを「土用」といいます。

「土用」の期間は土の神様である「土公神(どくじん・どこうじん)」が土に宿るため、土を掘り起こしたり、土を移動したりすることで、「土公神」の怒りを買ってしまうと考えられ、土用の土いじりは健康を害すといわれています。

 冬は1月17日から2月3日までがこの「土用」にあたります。

 土用が明けた「立春」。

ようやく、畑の準備やガーデニングの作業もおもいっきりできるようになりますね。

春が来た

そこの角から赤髪の子供がひとり、こっちをのぞいてわらってゐます。おい、大将、証書はちゃんとしまったかい。筆記帳には組と名前を楷書で書いてしまったの。
 さあ、春だ、うたったり走ったり、とびあがったりするがいい。風野又三郎だって、もうガラスのマントをひらひらさせ大よろこびで髪をぱちゃぱちゃやりながら野はらを飛んであるきながら春が来た、春が来たをうたってゐるよ。ほんたうにもう、走ったりうたったり、飛びあがったりするがいい。ぼくたちはいまいそがしいんだよ。
(コロナは八百三千十九
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(宮澤賢治「イーハトーボ農学校の春」より)
福寿草の芽

我が家の花壇に毎年花を咲かせる福寿草の芽が出てきました。

チューリップも芽を出し始めました。

まだまだ寒さ厳しい日が続いてはいますが、一足ずつ春はやってきているのですね。

(文豪みにゃざわ)

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